温度測定装置の6種類を紹介し、液温度計、サーミスタ、熱電対、赤外線温度計、バイメタル温度計、抵抗温度検出器(RTD)の特徴と用途を解説。

温度測定装置の6種類
温度は多くの産業や科学において重要なパラメータであり、それを正確に測定するための装置がさまざまに存在します。ここでは、代表的な6種類の温度測定装置について説明します。
- 液温度計
- サーミスタ
- 熱電対
- 赤外線温度計
- バイメタル温度計
- 抵抗温度検出器(RTD)
1. 液温度計
液温度計は、ガラス管の中に液体(水銀やアルコール)が封入されているもので、温度が上がると液体が膨張し、下がると収縮します。
これにより、ガラス管内の液面の上昇や下降で温度を測定します。
2. サーミスタ
サーミスタは、温度によって抵抗値が変化する半導体材料を用いた温度センサーです。NTC(負温度係数)とPTC(正温度係数)の2種類があり、一般的に抵抗値が温度とともに非線形に変化します。
3. 熱電対
熱電対は、異なる金属を接触させてその接点に温度差を設けると起電力(電圧)が発生する現象を利用した装置です。
熱電対は非常に高温から低温まで幅広い温度範囲で利用可能で、種類により測定可能な温度範囲は異なります。
4. 赤外線温度計
赤外線温度計は、物体から放射される赤外線の強度を測定し、その強度から温度を計算します。この装置は非接触で温度測定が可能であり、高温物体や接触が難しい場所の温度測定に適しています。
5. バイメタル温度計
バイメタル温度計は、異なる膨張係数を持つ2種類の金属を重ね合わせたものです。温度が変化すると2つの金属が異なる程度に膨張または収縮することで湾曲し、その変位を指針などに伝え温度を示します。
6. 抵抗温度検出器(RTD)
抵抗温度検出器(RTD)は、金属の抵抗値が温度とともに変化する特性を利用したものです。通常、白金が使用され、非常に高い精度で温度を測定することができます。RTDの測定範囲は一般に-200℃から850℃程度です。
これらの温度測定装置は用途や精度、温度範囲に応じて使い分けられます。理解を深めることで、適切な装置の選定ができるようになります。